第134話「林藤 陽太郎A」


ついにタイトルもガロプラではなくなり、終戦の雰囲気を感じます。
村上が最後まで凌ぎきり、遠征艇は守られました。

何の成果もなしというのも気の毒だし、遠征艇の破壊くらいはあるかなと思いましたが、
さすがにベスト4は強かった。

ガロプラのベイルアウトは、まあ予想通りなところです。
きぬたさんの言うとおり、向こうがこちらの技術を真似しても不思議はない。
少なくともアフトクラトルは、B級以上にベイルアウトが存在することを認識していたのだし。

もっとも、どうやって真似したのかは微妙なところ。
拉致されたC級はベイルアウトを持っていないし、B級以上は大規模侵攻で拉致されていなかったはず。
まあ、独自に開発したのかもしれませんが、鳩原さんの線やレプリカの線があったりすると、
意外と深い話になるかもしれないです。

太刀川さんはいつの間にか国近さんの隣に。「さすが」と言いながらベイルアウトしたのでしょうか。
でも国近さんのところに戻ってたというのは、太刀川隊だからなのか、今回国近さんが
オペレーターをしていたことを示すのか、ちょっと気になるところです。
那須隊は小夜子さんがオペレーターしてましたけど、ベスト4のオペレーターとなると、
宇佐美さんはランク戦があるから難しいでしょうが、三上さん、今さんと共同でしていたか、
それとも国近さん一人か。
外でも戦いはあったので、まあ分担はしていたと思います。
出水さんはランク戦の解説なので、国近さんが4人のオペするのが妥当かもしれないです。唯我さんはまあ置いとくとして。

さて、ヒュースとレギーに陽太郎が加わりました。
陽太郎は当然ヒュースを連れ戻しにきたのだと思ってましたが、まさかランビリスを返しにきたとは。
「かえりたいならかえらせてやりたい」
「かえるならちゃんとかえれっていえ」
「悪かった ありがとう」
このあたり、心にぐっとくる名シーンだと思います。

とはいえ、それで良いのか玉狛。
仮にも捕虜として預かっていて、エネドラッドからもきぬたさんからも警告されているのに、
本人が帰りたいからって帰るのをアシストするとは。
迅にヒュースが帰る未来が見えていないのならまだわかりますが、
帰る可能性は五分五分だと言う。
もし帰ったら、少なくとも捕虜を逃がした責任を問われることになるはず。

それに、アフトクラトルが新しい神問題でごたごたするのは必然で。
ヒュースはハイレインの敵になるはず。
ヒュースの主君が救われたとしても、誰かが神になる必要がある。
まあ、どう決着をつけるのか見たい気もします。
このまま主君を見捨てるとなるとヒュースが気の毒ではあるし。

レギーがヒュースを疑ったのは自然で、「人質として捕まえろ」という流れも
まあ卑怯ではあるけど、気持ちとしてはありかなと思います。
とはいえ、仮に本当に人質として捕まえたとして、
ガロプラの立場としては、ヒュースを連れていっていいものなのか。

そして、ヒュースの選択。
主君のことがあるので、言われた通りにする可能性もあると思います。
一時の感情よりも元の忠義を優先する、というのは大いにあり得る。
ただ、陽太郎にお世話になって感謝しているのも事実。
義理に厚い性格だし、突っぱねる可能性も十分あると思います。
とはいえ、自ら「帰らない」という選択をするような真似を出来るかどうか。
次回も大いに楽しみなところです。


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