2007年2月4日・漢検1級


さて、2月の漢検の日となった。

前回は200点満点中158点と合格まであと2点だった。
今回こそぜひ合格しておきたいところ。


問題用紙が、今までは1枚の表裏に印刷されていたのだが、今回は袋とじの形になっていた。
試験開始後、問題用紙の周囲を破いて開くことが必要になる。
なお、『問題用紙を持ち帰ってはいけません』の記述があるが、これは嘘なので、思う存分自己採点できるのは今まで通り。

問題1:漢字の読み
音読み:20/20点
贅肬(ぜいゆう)、爺娘(やじょう)、詬罵(こうば)、焼燬(しょうき)、蠹毒(とどく)など。

訓読み:6/10点
縢って、を、たが(って)と書いてしまった。(『かが』が正解)。
朮(おけら)、尽れた(晩秋)(さび)、莠(有るが如し)(はぐさ)が不正解。
他に、軛(くびき)、陞った(のぼ)、萍(うきくさ)、燧(ひうち)、饐えた(す)、鏃(やじり)


問題2:漢字の書き:20/30点
茄子の「へた」(蔕)、這い「つくば」う(蹲)、したん(紫檀)、わだかまり(蟠)、れきし(轢死)で不正解。
紫を緇と、蟠を繙と、轢は擽と書いてしまった。今思えば単に実力不足なのだが、解いている途中は非常に難しく感じた。
他に「じょくそう」(褥瘡)がまぐれ当たり。
ひなあられ(雛霰)、るる(縷縷)、そうきょく(箏曲)、てきがいしん(敵愾心)、しんかん(震撼)、する(掏る、摺る)、かんぺき(癇癖、完璧)。

問題3:国字:10/10点
鮴、持、鎹、怐A逧


問題4:語選択:8/10点
矜持、諮詢、誣告、謦咳が正解。諮詢はまぐれ当たり。眷顧ができなかった。
ちなみに他の選択肢は「きょごう」「ぜんめい」「ほひつ」。


問題5:四字熟語
書き:16/20点
()内を埋める問題
(魑魅)魍魎、(尸位)素餐、(郢書)燕説、(舳艫)千里、
切歯(扼腕)、彫虫(篆刻)、薤露(蒿里)、一気(呵成)は問題なし。
(竜驤)虎視の驤を攘と、七縦(七擒)の擒を禽と書いてしまうミス。


意味:8/10点
彫虫篆刻の意味をミス。


問題6:当て字:7/10点
吃逆(しゃっくり)、瓊脂(ところてん)、牛尾魚(うとう)ができなかった。
当て字は満点を取る必要はないが、あと1点か2点は取りたかった。


問題7:熟語の読みと訓読み:5/10点
輓、恤、キp、嵬、愆の5文字。
輓馬(ばんば)、恤む(めぐ)、キp香(しゅこう)、崔嵬(さいかい)、愆る(あやま)でミス。
もともと苦手な分野だがさすがに落としすぎ。少なくとも恤むは取っておきたかった。


問題8:類義語・対義語:12/20点
怯懦、狷介、恪勤、稠密、肯綮、恫喝ができて12点。
罹患(⇔かい復)の罹を、りっしんべんに羅という漢字にしてしまった。
膏腴(=肥沃)、扞格(=相剋)、獲麟(=絶筆)が出来なかった。

問題9:故事・諺:16/20点
細謹を顧みずの細謹を細僅としてしまった。
今見たら薫蕕の蕕も八が入ってない様子。
芍薬の薬を藥と書いていたが、これは旧字体なので正解扱い。


問題10:文章題
書き:20/20点
掻痒、洒脱、辟易、曖昧、忖度、俯仰、怱忙、漲る、擡げる、玲瓏。
苦手な文章題書き取りでまさかの満点。書き取りや類義語が難しかった分こちらを易しくしたのかなと思った。

読み:8/10点
「故に」って「ゆえ」じゃだめ?「ことさら」が正解。文脈に合わなかったのだろう。
就中(なかんずく)を、何を勘違いしたか「なかんづく」と書いてしまった。
他に、偏に(ひとえ)、聊か(いささ)、澎湃(ほうはい)など。


ということで、トータルで156/200点。
残念ながら、前回より2点ダウンの不合格となった(自己採点なので、正しい得点もう少しダウンする可能性あり)


音読みが非常に良かったし、苦手の文章題で28点と奇跡的な高得点を挙げたのも評価できる。
けど、書き取り、類義語でやられた。
まあ難しかったとは思うけど、
蟠り、轢死、罹患くらいはきっちり取っておきたかった。
諺の「薫蕕」も非常にもったいないミス。

まあ、直接の敗因はそれらだとしても、熟語の読みと訓読みで半分しか取れなかったのはいただけない。
もう苦手とは言っていられない。これを克服していくしかないだろう。


ということで、来年度へ持ち越し。

次は6月。今度こそ・・(笑)







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