2010年11月7日・数検1級(一次試験のみ)
前回2次試験に受かったので、今回からは、残った1次試験のみになります。
「一気に同時に受かるほうがかっこいい」などという美学は持ち合わせてないもので。
受かればそれで良しです。
今回ははっきりいって、ほとんど準備してませんでした。
なので前日に、急いで、某質問掲示板の数学ジャンルで、例の女子高生(朝比奈みくるさんじゃないよ)の回答をあたかもストーカーのごとく見ていきました。
フーリエ解析やベクトル解析のところは飛ばし、微分方程式や行列式系をざ〜っと。
8月に回答がやたらと多かったです。夏休み、いいですね〜(笑)
行きはいつものごとくバスを使ったのですが、夢の島あたりで思いがけず渋滞に巻き込まれました。
ってか、渋滞になるって知ってればバスは使わなかったんだがな。
「交通の都合で遅れたら特別に時間ずらしてくれないかな、電車じゃないから無理か」などと思いつつ。今後はバスを使う場合はもっと余裕を持つことにしよう、などと思いつつ。
後ろの子供が「12時35分」などと時刻をしゃべっていたので、「まだ大丈夫だな」などと心が落ち着いたりもしました。結局渋滞で30分くらい止まってました。
ギリギリで間に合ったのですが、次のバスだったら完全にアウトだったな。
何だか、既にスリル溢れるエキサイティングな展開で、緊張などすっかり飛んでしまいました。
テレビ局が来ているらしく、試験の様子などを取材するよという話が試験監督からありました。
ということで、試験開始。
<< 一次試験 >>(全問必須)
問題1:整数問題
問題2:因数分解
問題3:級数の収束条件
問題4:行列の固有値の計算問題
問題5:期待値と分散
問題6:定積分(広義積分)
問題7:微分方程式(一階)
ざっと見て、いちばんハマる可能性の低そうな問題7から手をつけました。
問題7:微分方程式
y'-4y=sin2x
斉次解は一目でわかります(といいつつ、本番ではプラスマイナスの間違いが妙に不安になる)。
問題は特解。公式を使うか、定数変化で行くかちょっと迷ったのですが、
安直にa sin2x+b cos2yとおいてa,bを求めるのが一番早そうなので、そうしました。
y=Ce^(4x)-(1/5)sin 2x - (1/10) cos 2x (Cは積分定数)
次に問題6に手をつけようとしましたが、すぐ出来なさそうなので後回し。
問題5:期待値と分散
A、Bのさいころの目に様々な数字が書かれていて、それを振った時の目の合計の期待値と分散を求めます。
期待値は、それぞれ足して6になったので、1+1で2。
分散……どうするんだっけ。とりあえず1引いた数値を書きならべ、二乗して、全部足して6で割ってみると、131/3。
分散は普通に足せば良かった……はず、標準偏差はこれのルートだから、…約7? まあもっともらしいだろうか?
あまり時間を使うわけにもいかないので、次へ進みます。
問題4:行列の固有値の計算問題
今回は3×3行列。0が2箇所にあるので、普通に斜め成分の掛け算のやり方でλの方程式にします。
λ^3+λ+24=0
求めるのはλの和なので、解と係数の関係から……、0……?
過去、0と書いた回答はことごとく外れているので不安がよぎります。
でも仕方ない。
後半は二乗の和。λの係数は解と係数でもプラスのはずだから -2。あってるかな?
問題1:整数問題
331=x^3-y^3を満たす正整数x,y。
331を素因数分解。→ 13でも17でも割り切れないので、素数。
ってことは、右辺を因数分解したものが1と331になるはず。
ってことで、後は単純な計算により、x=11,y=10。
……ほんとに? あまりにもあっさり出てしまったので思わず疑ってしまいました。
1級の第一問だったらもっと…。これでは2級か、下手したら準2級レベルでは?
問題2:因数分解
x^6-14x^4+17x^2-4を、係数が整数の範囲で因数分解。
「整数」という条件がついた時点で安堵感があります。
さしあたり1が通りそうですが、x^2=Xとおいてからやってみました。
(X-1)(X^2-13X+4)=0
そして、この後ろの部分(x^4-13x^2+4)が、まだ因数分解出来ることは疑う余地もありません。
ってことで
(x+1)(x-1)(x^2+3x-2)(x^2-3x-2)
後ろの部分、もしかしたらまだ出来るのでは?と思ってしまうのはやむを得ないところですね。
目の錯覚なのですが。
それにしても、この問題2も2級前後のレベルに見えます。
問題3:級数の収束条件
(3^n/n^(1/3))x^n
の無限和(n:1→∞)が収束するような実数xの範囲。
んなの覚えてるはずもないですが、まあ隣の項同士の比が1より小さければいいかな?なんて。
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