第180話「里見一馬」

第181話「弓場拓磨」



1ヶ月の休載があり、久々の2話掲載です。

今回は新しいキャラが3人登場。
まずは草壁隊の里見さん。

気のいいお兄さん。弓場ちゃんの弟子で、二宮信者。
二宮さんの強さと、ガンナーの利点について詳しく話してくれました。
「動きを体に叩き込んでおけば」ということで
何度も何度も繰り返して強くなっていった弓場・里見の積み重ねの重みを感じます。

「タイマン最強」というのは、さすがに文字通り1位というわけでは無いでしょう。
カゲ先輩について突っ込まれて揺れてたし、
自分の順位も知らないということもあり、
数字で理詰めに語る結束さんとは違い、感覚で物を言う人っぽい気がしました。
まあ、細かいことにはこだわらずひたすら繰り返すほうがガンナーに合ってるってのもあるんでしょう。



そして、弓場隊長。
「弓場ちゃん」という名前だけは風刃候補の話の時から出ていました。
B級上位で顔見せ出来ていなかった最後の隊長です。

体育会系で厳しそうな印象。
こういう怖そうなタイプの人の部下には正直あまりなりたくないですが、
でも、隊員思いで筋を通す人だという部分は伝わってきました。

時間ぴったりに入口で待っていての登場。
遊真が緑川の誘いに乗って万が一遅刻していたらどうなっていたか。
時間を守ったり、失言にすぐさま土下座したりした遊真の態度は正解でしょう。


そして、弓場隊の帯島ユカリさん登場。
なんと遊真ファン。
遊真ファンの女の子って意外と思いつかないので貴重です。
もしかすると、恋愛感情への転化もあるだろうか。

もっとも、そもそもワートリ作品内で明示されている男女間の恋愛感情って、
とりまるファンとか千佳絡みくらい。それとレイジさんか。
ともかく、これだけ男女ともに多くキャラが登場してる割には少ないんで、ここであっても良さそう。

まあ、これは先走り過ぎで、現状は「尊敬しています」ということ。
それを知っていて、遊真が来たのを見るとすぐに帯島を呼んだ弓場隊長の男気。
物言いは怖いけどいい人です。

男と間違えられて一瞬詰まる帯島ちゃん、怒る弓場さん。怒られつつも見ていて楽しい場面。

そして、帯島ちゃんに負けて、「おびしまちゃんは光るものをもっておられる」という遊真。
これも楽しい場面でした。
もちろん遊真としては次の敵に自分の実力を見せたくなかったというのが強いんでしょうけど、
自分のファンに気持ちよく勝たせてあげるサービスというのも少しはあっただろうし、
仮にもB級上位の一員、本当に光るものを持っているのかもしれないです。

ただ、こう手を抜けるのは、遊真が帯島を格下だと思ってるからというのも否めないところ。
事前にログで相手のある程度の実力は把握していただろうし、
相手が自分と同等以上の実力者なら、手を抜かず本気で当たらないと真の実力を実感するのは難しいだろうから
もし脅威に思っていたら、もう少し実力を引き出す戦い方をしていたと思います。

まあ、練習試合だから、本番に向けて相手に「勝てる」と思わせるために負けておく、というのも、百戦錬磨の遊真ならやりそうですが、その場合、「手を抜いている」とあからさまにバレては意味ないので、今回の場合は普通にサービスかと。

そして、新技の披露。
これこそまさに出血大サービス。
これにはさすがに弓場さんも感じ入ったか、遊真に1回だけ勝負します。
相手が実力を見せたのだからこちらも、という男気。

圧倒的な瞬殺ですが、ここで実力を見せることが遊真側に有利に働くことはお互いわかっていて。
とはいえ、相手が本気を見せたのだから返す、という漢らしさ。
口調は怖いけど、いい人です。

里見さんが遊真に「ゆばさんってどんな人?」と聞かれたとき、
「性格(キャラ)的に?」と聞き返しましたが、
この時「キャラ的」と答えたら、どんな言葉がかえってきたのか。
想像を掻き立てられるところです。


□ ←第179話に進む | 第182話に進む
□ 感想のページ
□ WORLD TRIGGERについて語るページ



↓WEB拍手です。もしよければ押してもらえるとありがたいです。