第200話「忍田瑠花」/第201話「林藤陽太郎 3」


ランク戦も終了し、いよいよ新展開。

ランク戦は玉狛第二が2位以内に入るという明確な目標があり、
どのようにそれを達成するのかが焦点で進みましたが、
ここから先の流れは未知数です。

千佳の友達や兄を探すというテーマもまだ遠そうですから、
ヒュースを軸にアフトクラトル遠征が当面の目標となるのでしょうが、どう進んでいくか。

さて、今回は記念すべき200回ですが、そのタイトルはなんと初登場の「忍田瑠花」さん。
BBFを持っている人なら、「実力派エリート迅」のオペレータさんだということは周知の事実ですが、
タイトルから、迅さんが前回言っていた「会っておいて欲しい人」は瑠花さんのことかと当然のごとく思いました。
また、宇佐美先輩が玉狛1・2オペレータ兼任しているので、今後どちらかの担当になるべき人かとも。
どちらも完全に外れ。
新オペレータ説は消えたわけではないですが、立場が立場なのでまあ無いでしょう。

ともあれ、ここにきて重要人物の登場。

前半、本人が「ボーダーがここまで大きくなったのは私たちと唐沢の尽力による」と宣言したとき、
まあ、誇大な自己主張だと思いました。
ですが、後半でその宣言が真実だったことがわかります。

「忍田」「林道」「唐沢」と、ボーダー上層部を含め全ての人を呼び捨てにするのも、
王女だときけば納得がいきます。
最初は忍田本部長の身内だから呼び捨てなのかと思いましたが。

「忍田をよろしく頼みます」と言われて、「まかせて」と顔を赤くする沢村さんが可愛いです。
「すぐ無理をする人だから」と体調に気を遣う様子から、
鬼怒田さんのように、言葉は尊大でもやはり本質はいい人なんだなという事がわかります。
陽太郎とクローニンの技に怒った後で、似たような態勢で陽太郎をあやすなど、早くもお茶目な面が登場しました。

さて、後半のガロプラの話で、色々と重要な情報が出てきました。
前半で林藤支部長が「両親の遺産を瑠花ちゃんが継いだ」とぼかしましたが、
後半でしっかり説明してくれています。

なんと、瑠花さんと陽太郎は、アリステラ王家の王女と王子。

クローニンが陽太郎を「若」と呼んでいたのも、まあそういうことだったわけです。
クローニンはネイバーでしたが、実は陽太郎もネイバーだったのでした。

瑠花さんは本部にいるわけですが、「ネイバーはすべて敵」の城戸さんからはどういうポジションだったのか。
まさかボーダー拡大の功労者を敵と思うわけもないでしょうから、
同盟国アリステラは例外であり、アリステラを滅ぼしたネイバーは敵、という立場でしょうか。
もっとも、ガロプラ二人が、「デクシア」「メソン」「アリステラ」のうち「アリステラ」にだけ反応していたところをみると、
「デクシア」「メソン」は滅んでいないと推測できますので(反応に値しない小国という可能性もありますが)
そのあたりの今後の展開も気になるところです。

ガロプラについても板挟みで気の毒な立場とはいえます。
ボーダーがヒュースを味方につけて、ガロプラを敵とみなす、というのも微妙なところはありましたが、
ガロプラと友好的な立場を築いて、アフトクラトルのハイレイン達と対抗する、という展開もありかなという感じになってきました。

もっとも、ハイレイン側も絶対悪というわけでもないので、
どういった決着を着けるのか、難しいところではありますが、楽しみではあります。




□ ←第198話に進む | 第202話に進む
□ 感想のページ
□ WORLD TRIGGERについて語るページ



↓WEB拍手です。もしよければ押してもらえるとありがたいです。