ストーリー的にどこが勝つか予想が立てづらかった最終戦ですが、 那須隊が見事な勝利でした。 まあ、終わってみれば那須隊が最高順位を獲得して大団円という感じですが、 ストーリー的には「勝てなかったけど全力を尽くせたから良かった」で終わる可能性も十分あったと思います。 とはいえ、心情的、感情移入的には那須隊に勝って欲しかったというのはあるので、良かった良かったという感じではあります。 最後決めたのが茜。 那須隊登場時から茜が卒業することは示されていたわけですが、見事な茜回だったと思います。 さて、那須隊がB級上位入りした結果となりましたが、中位で終わった弓場隊や香取隊よりも実力が上だったかと言うと、必ずしもそうとは言えません。 7位以内の対戦相手は二宮隊・影浦隊を始め上位の強豪チーム。8位以下なら中位以下のチームが対戦相手です。 最終目標が上位入りであれば、最終戦前にぎりぎり上位に入らないよう点数をコントロールして、最終戦で中位相手に戦ったほうが、 最終戦で二宮隊などの上位と戦うよりは点数が取りやすいことはあると思います。 そういう意味でいえば、弓場隊としては最終戦前に上位入りしないほうが有利だったかもしれないし、 那須さんがそれを見据えて上位に入らないないように点数をコントロールしていたとしたら、なかなかの策士といえます。 まあ、そういう描写はありませんが。 反省会も各チームの色が表れて良いですね。 諏訪隊はお互い自分の悪い点を言いつつ、他のメンバーがそれをかばう雰囲気。 今回は珍しく香取にもそれが出ていました。 諏訪の言う通り、香取も変わろうとしているのかもしれないです。 茜の処遇を話し合うトップ層。彼女への好意的な雰囲気が良いです。 そして、弓場隊+王子隊二名の会食。 神田や王子やののさんの会話が楽しいです。 でも、やはり何といっても帯島ちゃんの涙。 やり遂げた茜の涙も綺麗だったと思いますが、 帯島の悔し涙も十分綺麗だと思います。 そして茜の引っ越し。 ここで全く予想外の展開。出穂が茜の後任とは。 いや、まあ普通に予想されていたかもしれませんが、 本人も言う通りまだC級だし、出穂は完全に玉狛寄りなので、 既成のチームに入ることが想像できませんでした。 とはいえ、那須隊長をはじめメンバーはこの提案に好意的。 小夜としては当然でしょうが。 もっとも、千佳も賛成してましたが、千佳のセリフは疑わしいです。対象が誰であってもそう言いそう。 とはいえ、出穂としても、目標が出来たからには練習にも身が入るだろうし、良いことだと思います。 玉狛寄りな出穂が那須隊に入ると、那須隊との交流も徐々に出来てきそうで楽しみなところ。 ラスト、迅さんが遊真と修に合わせたい人がいるとのこと。 初登場の人とは限りませんが、さあ誰か。 迅さんの口ぶりからすると、二人とは初対面でしょうから、B級メンバーでは無いでしょう。 A級の既存メンバーも、考えてみるとほとんどどちらかとは既に会ってます。 草壁隊か、片桐隊のメンバーくらい。 あるいは、S級の天羽の可能性もありそうです。 逆にいうと、それくらいしか想像できませんが、さて誰か。楽しみなところです。
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