第196話「玉狛第2 24」


最終戦の振り返り回です。

各人の細かい活躍が解説されていきますが、
「おいおい頭の回転なめらかすぎやろ」とか、「発想力がえぐい」とか、
それぞれの技へのすごさが、各キャラの反応でより一層に共感出来るというのはあります。
まあ、こういう振り返り無しに先に進むと色々忘れてしまうし、復習は大事だと思います。

序盤に玉狛に逆風が吹いたのは、メタ的に考えると仕方ないところでしょう。
ヒュースが加わり、千佳が覚醒して、
これは圧勝できるかも、という万全の状態。
互角の状態で、さらに千佳に心理的抵抗もなかったとしたら、
ヒュースの言っていた通り、5〜6点は取れて圧勝できるでしょう。

だけど、話として面白くするためには、接戦を演じる必要があるので、
最初のランダムとされている配置で不利にせざるを得ないわけで。

B級上位のメンバーは皆有能に描かれているし、
安易にミスなどさせず、各人が考えて全力を尽くして、頭脳戦が繰り広げられる。
そのあたりもワートリの面白さです。

「修のピンチに千佳が自分で撃った」
ヒュースが事前に言っていた、また、落とされた直後に千佳に言った、その取りの展開。
これが修の切り札を助けた一発となり。
まさにチーム皆が絡み合っての勝利。

面白い闘いだったと思います。

さて、描写を見る限り、裏で香取隊・諏訪隊・那須隊の試合が行われています。
弓場隊は30点。
「弓場隊が上位に残れるか」と言っていますが、東隊も30点なので、香取隊・諏訪隊・那須隊のうち2チームが30点を超えたら
2チーム入れ替わりそうですが、試合前の点数次第なので、もしかしたらあり得ない状況かもしれません。

最後に茜が描写されたところを見ると、那須隊視点でしょうか。
3チームとも、主役でもライバル筆頭でもないチームで、また、比較の対象である弓場隊についても最近出てきたチームということもあり、
メタ的に考えてどういう結果になるか予想ができません。
だからこそ描写されば面白そうですが、どうなるか。

まあ、那須隊が頑張って自己最高順位で有終の美を飾るか、香取が頑張って上位を奪還するか、というところでしょうか。


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